EFPIA Japan 医療経済評価委員会を設置 中医協の議論に備え
公開日時 2012/02/29 04:01
欧州製薬団体連合会(EFPIA Japan)のフィリップ・フォシェ会長(グラクソ・スミスクライン社長)は2月28日、東京都内で今後の事業活動について記者会見した。今年度の最重要課題に「医療技術経済評価のあり方の検討」を挙げ、「医療経済評価委員会」を設置し、検討を進めることを表明した。中医協では、「費用対効果」の観点も取り入れた新薬算定について評価方法を含め検討することになっており、それに備えた取り組み。
英国など欧州で先行的に実施されている経験を生かしながら、日本製薬工業協会、米国研究製薬工業協会(PhRMA)とも意見交換し、業界全体の意見を作り上げていくことに貢献していきたい考え。
フォシェ会長は、薬価や保険給付の制限といった目的のみに用いるべきではないとし「いかに患者によりよいサービスを提供できるのかといったことを実証する」手段にしたいとし、「患者本位」で検討することを強調した。