介護報酬における認知症対策と12年度改定のポイント
公開日時 2012/02/28 00:00
有限会社オフィス・メディサーチ代表、中小企業診断士松原喜代吉12年度は診療報酬・介護報酬の同時改定の実施の年にあたる。双方の改定の基本方針の重要課題のなかで取り上げられているのが「認知症対策」。本連載では、「診療・介護報酬同時改定の認知症対策へのインパクト」と題して、改定における認知症対策の内容とそのポイントを3回にわたって解説する。連載2回目は、これまでの介護報酬における認知症対策を紹介したうえで、12年度改定における認知症対策関連の改定内容について解説します。1月25日の社会保障審議会介護給付費分科会に12年度介護報酬改定案が厚生労働大臣より諮問され、同日に答申されました。12年の介護報酬改定率は、1.2%(うち、在宅分1.0%、施設分0.2%)となり、前回09年度改定に続くプラス改定と...