EBM実践のための資料 2割が「Up to Date」 医師調査
公開日時 2012/02/06 04:01
医師のコミュニティサイトを運営するメドピアは、EBM実践のための2次資料に何を用いるかについて会員医師に調査した。2319件の回答が寄せられ、22%が臨床意志決定支援システム「Up to Date」で、次に多かったのが、診療ガイドライン情報などを提供している日本医療機能評価機構の「Minds」で5.4%だった。52.3%は「特に利用していない」で、自らネット検索したり、専門誌、MRの情報、原著論文などを必要に応じて読んでいた。
多忙な中で2次資料を活用しているのではないかとして、質問を投げかけたもの。「Up to Date」に対しては搭載情報内容や使いやすさを評価する声が目立つ。「Minds」は、ガイドラインの参照や、疑問に対するアタリをここでつけて、PubMedや医学中央雑誌経由で1次資料にあたるという意見もあった。
「Minds」に次いで多いのが「The Cochrane Library」(3.3%)、「Clinical evidence」(1.7%)、「DynaMed」(0.9%)だった。