GSK役員人事 開発本部長に旧万有副社長の高橋希人氏が就任
公開日時 2011/10/03 04:01
グラクソ・スミスクラインは9月30日、取締役開発本部長に旧万有製薬副社長執行役員研究開発本部長などを歴任した高橋希人氏が就任したと発表した。就任日は7月1日付。高橋氏はGSKに3月14日付で開発本部副本部長として入社した。なお、自身が立ち上げ、社長を務めていた創薬系ベンチャーのLOTUS社は2月末付で退社している。
高橋開発本部長の前任の岩﨑甫氏は8月31日付で退任した。今回の開発本部長の交代は若返りが主な理由のひとつ。高橋氏は1956年生まれ、北海道大学医学部卒の循環器内科医(医学博士)である一方、90年代から米メルクで国際共同治験に取組むなど新薬開発の実績と経験を持つ。GSKでは医師資格者が20人以上在籍し、開発本部の部長クラス以上の多くが医師資格者となっている。前任の岩﨑氏も外科医だった。
≪高橋希人氏の略歴≫
1981年に北海道大学医学部を卒業。循環器内科医。医学博士。87年から米国Vanderbilt大学医学部にて微少循環、プロスタグランジンについて研究。90年医学部助教授に就任。92年に米メルクに入社、旧万有製薬臨床医薬研究所長や旧万有製薬副社長執行役員研究開発本部長などを歴任して、高血圧、高脂血症、糖尿病、喘息、骨粗鬆症、皮膚疾患領域などの新薬を開発・上市した。自身が立ち上げた創薬ベンチャーLOTUSには09年9月から社長に就任した。1956年生まれ。