MSD HPVワクチンのガーダシル発売 子宮頸がんなどを予防
公開日時 2011/08/29 04:00
MSDは8月26日、ヒトパピローマウイルス(HPV)6、11、16、18型の感染に起因する子宮頸がん、尖圭コンジローマなどの予防するガーダシル水性懸濁筋注、同シリンジ(組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒ワクチン酵母由来)を発売したと発表した。このワクチンに対し厚労省の公費助成のための予算を確保しており、助成の開始日などは詳細は各自治体が決定する。
用法・用量は、9歳以上の女性に1回0.5mLを計3回筋肉内注射。2回目は初回の約2カ月後、3回目は6カ月後。HPVに起因する子宮頸がんのうち16と18型によるものが約7割という。一方、6、11型は尖圭コンジローマの発症原因の約9割を占めるという。
HPVワクチンとしては2番目で、HPV16型と18型をターゲットとし、子宮頸がんの予防に特化したグラクソ・スミスクラインのサーバリックスがある。