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処方薬数に占める後発品数割合23.5% 2.8ポイント増 2010年厚労省調査で

公開日時 2011/06/24 04:02

厚生労働省は6月23日、レセプトをもとに医療内容を明らかにする2010年の「社会医療診療行為別調査」の結果概要を発表した。その中でレセプト1件の薬剤種類数に占める後発医薬品(ジェネリック、GE)の種類数の割合は08年、09年とほぼ横ばいで推移したのに対し、10年は2.8%増の23.5%となった。

入院、院外処方別に割合を見ると、入院では20.9%(1.5ポイント増)、院外の薬局調剤では21.6%(3.2ポイント増)で、薬局での割合が高まった。全体の伸びの背景を同省は、薬局でのGEの使用割合(数量ベース)が高くなれば算定点数が高くなる「後発医薬品調剤体制加算」が10年度診療報酬改定で実施されたことがインセンティブになったと説明している。

また、結果概要によると、医科の総点数に占める薬剤料の割合は、09年より0.2ポイント減の33.0%となった。薬価改定のあった年の割合は下がるが、4.2ポイントも上昇し30%を突破した09年と、ほとんど変わらない高い割合を維持した。その背景について同省は、分析できていないとしている。

この調査は、10年6月審査分のレセプトを対象に行ったもの。

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