MR配置の全貌 組織力、専門性、機動性のバランスがカギ(2)
公開日時 2011/05/30 00:00
MRの存在価値が問われ始めている。医師との面会制限など活動制限にとどまらない。ITの発達で、世界の一次情報は瞬時に入手できる時代となり、ネットで医師同士が処方薬について意見を交換する。その中では様々な情報伝達手段を組み合わせるチャネルミックスの必要性もいわれ、MRはその一要素に組み入れられがちだ。一方で、医療費抑制基調の中、6万人ともいわれるMR数の妥当性についても指摘する向きもある。しかし、製薬各社がどんなMRを配置して活動しているのかは、よく分かっていないのが実情ではないだろうか。編集部は、毎年行っているMR数アンケートで今回、製薬企業76社の協力を得て、これまでの調査内容に加えMRの配置状況も回答してもらい、議論の基礎資料とするとともに内容を分析してみた。(沼田佳之、小沼紀子、酒田浩、...