あすか サンドが緊急輸入のチラーヂン代替品を8日から出荷開始
公開日時 2011/04/08 04:01
あすか製薬は4月7日、震災で甲状腺機能低下症治療薬チラーヂンの供給が不安定になったことを受けサンド日本法人が緊急輸入した代替品について、8日から出荷すると発表した。
代替品は、チラーヂンと同成分で国内汎用規格のレボチロキシンナトリウム製剤50μg。まず第1便として86万800錠(100錠包装で8608個)が入荷。今後5週間かけておおよそ1カ月分の供給量にあたる約5000万錠が入荷する予定という。医療現場には、MRを通じて今回の経緯や出荷状況、代替品であっても国内製造品と同様に保険請求できることなどを情報提供していく。今後の不測の事態にも備えて、引き続き長期処方の自粛、分割調剤の協力を求める。
あすかとしては、この代替品の供給でしのぎ、4月下旬には被災したいわき工場を通常の生産体制に戻し、まずは汎用規格であるチラーヂンS錠50の安定供給につなげたい考え。