第44回日本てんかん学会学術集会
公開日時 2011/01/30 00:00
精神科のてんかん離れで脳外や小児に負担集中治療環境に支障もかつて、てんかん診療の主治医として深く関与してきた精神科医だが、てんかんの病因の解明が進み、客観的検査で異常が指摘されるようになった近年、「精神科医離れ」が深刻な問題となっている。その結果、適切な医療連携が行われず患者が小児科や脳外科に集中し、治療環境にも多大な影響を及ぼし始めている。2010年10月14、15日に岡山市で開催された第44回日本てんかん学会学術集会では、こうした「精神科医離れ」をテーマとしたシンポジウムやワークショップが行われ、脳神経外科からみた精神科医不足の問題点や、米国から見た日本のてんかん診療の問題点などが提起された。(医学ライター後藤恭子)神経内科医はてんかん診療への参加を国立病院機構西新潟中央病院てんかんセン...