第4回 ARB配合剤の今後
公開日時 2010/09/29 00:00
ARBと他の降圧剤との併用ARB投与患者の約半数で実施生活習慣病の増加とともに既にメタボリックシンドロームを表す略称「メタボ」は一般的にも既に定着したと言って良い。現在、日本肥満学会によるメタボリックシンドロームの定義は「腹囲が男性85cm、女性90cm以上かつ高血圧症、血清脂質異常症、糖尿病のうち2つ以上を有する」ということになっている。こうしたメタボリックシンドロームで提示される生活習慣病を併発している患者の実態は必ずしも明らかではない。2010年6月時点の医療情報総合研究所(JMIRI)の処方情報データベースによると、ARB服用患者(配合剤を含む)で脂質異常症治療薬、抗血小板薬、経口糖尿病薬のいずれかを1剤以上併用している患者を調査すると、その一端がうかがえる。それによると、ARB服用...