医薬品卸は調剤事業にも活路
公開日時 2010/08/30 00:00
サプライチェーンロジスティックス研究会代表保高英児先行東邦HDは700億円台も卸の調剤事業参入が本格化した。昨春に東邦HDが発足、調剤事業を経営のもうひとつの柱とすべくファーマクラスターを設立、その売上は543億円と判明した。さらに非連結分が100億円台後半の模様だ。一方一昨秋、売上148億円のファーコスを傘下に収めたスズケンは、この5月調剤事業セグメントを公表、その売上は638億円と判明した。メディパルHDは売上563億円の調剤5位、クオールと07年以来資本提携するほか、今年に入りドラッグ6位のグローウエル、調剤13位のメディカル一光との提携を発表した。アルフレッサHDも統合・資本提携を展開する。調剤薬局の争奪戦は、激しさを増す。調剤は収益源?支援ネット拡充?出遅れた卸、今後は再編の本命?...