PhRMA CEOに経営手腕をもったCastellani氏
公開日時 2010/07/29 04:00
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は9月1日付で、理事長兼CEOに7月1日退任したビリー・トーザン氏に代わり米経営者団体ビジネス・ラウンドテーブル(BR)会長兼CEOのJohn Castellani氏が就任する。
Castellani氏は、BR会長兼CEOを2001年以降勤めたほか、自動車部品メーカーTenneco、全米製造業者協会(NAM)、自動車安全部品メーカーTRWなどを歴任。豊富なビジネス経験を持つことから、経営手腕に期待がかかる。同氏は医薬品産業での経験はないが、BRでは、ファイザーのキンドラーCEO、イーライリリーのレックライターCEOなど大手製薬各社幹部とは親しいという。
トーザン前理事長は20年間議員を務め、その後ロビー活動で活躍。議会でメディケア・パートDを通すときには、同氏の個性の強さもあり、批判も浴びた。これに対し、Castellani氏はこれまでのビジネス経験からまとめ役としての能力に期待が寄せられている。
Castellani氏は、PhRMAはヘルスケア改革に対して、継続的に「実行、改善、革新」の姿勢で取組むことを明らかにしている。
(The Pink Sheet 7月19日号より) FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから