医師の新規処方ランク 配合剤レザルタスが一躍トップ エックスフォージも健闘
公開日時 2010/07/02 04:03
本誌が行った6月度の医師の新規処方ランキングでは、4月に新発売した第一三共の配合剤レザルタス(高親和性ARBオルメサルタン/持続性Ca拮抗薬アゼルニジピンの配合剤)が、これまで首位を死守してきたDPP-4阻害薬ジャヌビアを抜いてトップに躍り出た。同じく4月発売のノバルティスファーマのエックスフォージ(ARBディオバン/Ca拮抗薬アムロジピンの配合剤)も上位にランクされた。レザルタスはMRの活動姿勢などが評価された。
◎4月発売のアロキシ静注、ブリディオン静注が新規採用トップに
一方、6月度の病院の新規採用は、4月22日に大鵬薬品が発売を開始した5-HT3(セロトニン)受容体拮抗型制吐剤アロキシ静注0.75mg(一般名:パロノセトロン塩酸塩)と、シェリング・プラウが4月19日に発売した筋弛緩回復剤ブリディオン静注200mg / 500mg(一般名:スガマデクスナトリウム)がともに新規採用件数でトップとなった。
◎医師・薬剤師の自由回答 配合剤に関するもの多く
配合剤をめぐっては、医師、薬剤師ともに新規採用の一方で既存薬の整理(削除)に悩んでいる意見が寄せられた。
本調査はMonthlyミクスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答いただいた病院薬剤部から50病院(官公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測をお願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目について集計した。医師の新規処方ランキングについてはMCIとの協力により、内科系医師100人についてインターネットより回答を得た。調査データの詳細および臨床医・薬剤部のコメントはミクスOnline(プレミア限定コンテンツ)に掲載しております。 >>>調査データ詳細はコチラ