ファイザーはニューヨーク州ロックランド郡にある旧ワイスのパール・リバー・オフィスで研究開発部門従業員約120人を7月までに解雇することを決めた。これにより買収以後、同オフィスでの解雇者は600人を超える見込みだ。
既にファイザーはワイス買収後に両社併せた全世界で従業員の15%、2万人弱を削減する方針をすでに明らかにしており、ミズーリ州セントルイス研究所でも約1000人の従業員のうち600人を解雇する方針を昨秋明らかにしている。
一方、ファイザーから放出される研究者獲得に向けて新たな動きも始まっている。セントルイス大学は解雇されるファイザーの研究者の受け皿として今年7月に薬剤探索を目的とするワールド・ヘルス&メディスン・センターを開設する。今後2年間で同センターに500万ドルを投じる計画だ。