ケアネット調査 薬物治療開始と降圧目標が年々低下傾向に
公開日時 2008/10/08 23:00
高血圧による薬物治療を行う場合で開始時の血圧値と降圧目標が年々低下して
いることが、ケアネットによる医師調査で分かった。年齢によって差があるが、
治療開始血圧値(mmHg)は5年間で6.5~3.3低下、降圧目標も4.3~1.2低下し
ていた。同社は、薬物治療に対し積極的になり、血圧コントロールの重要性へ
の認識が高まっていると評価した。
ただ、75歳以上の後期高齢者では160mmHg以上になってから薬物治療を考慮す
るとした医師が45.3%に上り、「後期高齢者での薬物治療にはまだ消極的な医
師が多い」と指摘した。140~150mmHg台では食事や運動による改善を優先させ
ていると推測している。同社のインターネット調査システムで6000人を対象に
6月に調査、507人から回答を得た。