GSK イムラン、クローン病と潰瘍性大腸炎の効能を取得
公開日時 2006/06/18 23:00
グラクソ・スミスクライン(GSK)は6月16日、免疫抑制剤「イムラン錠」が
クローン病と潰瘍性大腸炎の効能を取得したと発表した。これまで適応外で使
用されていたが、今回の適応取得で患者が保険で使えるようになった。厚生労
働省が15日付で正式承認した。販売については、昨年7月からGSKとユーシー
ビージャパンがコ・プロモーションを行っている。
潰瘍性大腸炎とクローン病は厚労省が特定疾患に指定する難病。症状が治まる
緩解期と下痢や下血を繰り返す活動期を繰り返す疾病で、原因が分からず、根
治療法もない。イムランは症状を抑える効果があるため、適応外であったもの
の、医療現場では患者に投与されていた。保険適用を求める日本消化器学会な
ど関係学会の働きかけにより今回の適応拡大が実現した。