そーせい 中期経営目標、09年度売上210億・営業利益100億円
公開日時 2004/11/03 23:00
そーせいは11月2日の05年3月期中間決算説明会で、10年3月期(09年度)の
中期経営目標を発表した。現在上市品はないが、導入品4品目の上市、DRP(
既存薬または候補品の新適応の探索)から3品目の導出、NME(新規分子成分)
共同研究開発から1品目の導出により
収益化製品は累計8品目を見込む。最初の上市製品は米アトリックスから導入
した前立腺がん治療薬(リュープリンの後発品として開発中)で06年半ばにな
る見通し。
米国子会社コーセイ・インク(ニュージャージー州)の設立を決定。中枢神経
系疾患に対する医薬品の開発をめざし、最初のシーズとして三菱ウェルファー
マから注意欠陥多動性障害(ADHD)の有効性が期待される低分子化合物の全世
界での独占的開発権および販売権を取得した。同化合物は、87年に日本で上市
された塩酸ビフェメランで、厚生労働省による脳循環代謝改善薬の再評価に伴
い承認取り消しとなった経緯がある。承認取り消しを受け、ADHDの適応を目指
して三菱が進めていた開発は止まっていた。
●〔10年3月期目標、単位:億円〕
売上高210(製品販売150、ロイヤリティ・マイルストン60)
営業費用110(売上原価50、研究開発費25、販管費35)
営業利益100