ジェネリック医薬品と調剤薬局(その1)
公開日時 2007/09/30 00:00
―患者意識に変化の兆し来年4月に予定されている診療(調剤)報酬・薬価改定で話題になるとみられるのがジェネリック医薬品(後発医薬品/GE)の存在です。国民医療費抑制を目的とした医療制度改革施策として、昨年4月より本格的な使用促進施策がスタートしました。読者の皆様にとって脅威とみるのか、時代の趨勢と映るのか、その判断は委ねるところですが、今回は調剤薬局からの視点で、このテーマを取り上げたいと思います。●なぜ普及・促進に力を入れるのかご存知のように、日本の国民医療費は、我が国の発展とともに増加してきました。国民の人口構成推移により、その伸びは国民所得を上回る伸びを示しており、毎年増加傾向が続いています。厚生労働省が発表した05(平成17)年度国民医療費の概況によると同年度の国民医療費は33兆128...