GE普及が促す調剤業界の再編
公開日時 2007/11/30 00:00
「点分業」から「面分業」へ前回まで調剤薬局でのジェネリック(GE)医薬品の現状を紹介しましたが、11月中旬に来年の医療制度施策や診療報酬改定を審議する中医協(中央社会保険医療協議会)の審議過程で、08年4月の医療制度改革にともなう処方せん様式の再変更の議論がありました。代替調剤により原則GE変更可になる見通しとの報道がなされています。これにより国が求めるGE促進がさらに加速すると思われます。今回はGEの促進が調剤薬局にもたらす影響について今後の展望を交えながらまとめたいと思います。●国内の医薬分業は「点分業」国内の医薬分業の実態は、「点分業」の形で多くの調剤薬局が経営しているといわれています。「点分業」とは、特定の病院や診療所から主に処方せんを受け取っている薬局の形態で、医療機関からのさまざ...