医療政策課題で急速に進む関係者合意
公開日時 2007/11/30 00:00
“対財務省”で揃ってきた足並み11月初旬になって、今後の医療制度改革の方向を占う問題がいくつか浮上してきた。いずれも、これまでの小泉改革路線の軌道修正かそれに近いもので、厚生労働省や関係団体間にも協調路線を兆すものとなっていることが注目点。これらを総合してみると、改革路線に従って厚労行政をリードしてきた財務省の力のかげりがみえる。当然のことながら、本号が届く12月に入れば、予算編成の舞台で財務省の反撃が始まっていることは必至だろうが、どうやら厚労省および関連団体の足並みのそろえ方は、敵を財務省と絞った観が伝わってくる。来年4月の診療報酬改定、医療制度改革の実施をにらんで、いくつかのテーマで前哨戦が始まっているが、11月10日までに方向性がみえた、①医療法人による特別養護老人ホーム(特養)設置...