国内上場企業の4―6月業績 ほか
公開日時 2008/08/31 00:00
国内市場2%拡大で平穏な滑り出し4月の平均5.2%の薬価引き下げ、処方せん様式の再変更など後発品使用促進策の強化が各社決算にどのような影響を及ぼすかが焦点だった4―6月決算。ただ、薬価改定前の買い控えの反動などもあり、国内市場は前年同期比2%程度(薬価ベース)拡大した模様で、海外自販展開で先行する上位4社以外でも増収を果たす企業が目立った(表1)。ブロプレスは減少武田薬品のブロプレスが市場拡大再算定の対象となり、新ルール適用で全製品が再算定を受けたARB。ブロプレスは前年同期比3.6%減となり、武田薬品は「数量ベースでは10%程度伸びており、前期並みの売上を達成できると考えている」と説明した(表2)。一方、アステラス製薬のミカルディスと、第一三共のオルメテックは増収を確保。とくにオルメテック...