新生シオノギ、国際企業への一手 ほか
公開日時 2008/09/30 00:00
新生シオノギ、国際企業への一手米サイエル社を1500億円で買収塩野義製薬が9月1日に発表した米サイエルファーマの買収は、“新生シオノギ”を印象づけるに十分な出来事だった。課題の海外展開、特に世界最大市場の米国への布石といえる。海外経験の豊富さを買われ、4月に塩野義の社長に就任した手代木功氏が打った国際製薬企業への一手だ。しかし、米国に橋頭堡を築くという狙いどおりにいくのか。ロイヤルティ依存に危機感「グローバル化は必須です」。塩野義製薬の手代木社長は弊紙5月号に掲載したインタビューにこう答え、就任当初から、海外展開に強い意欲を見せていた。背景には、自社開発した国際戦略品である高脂血症治療薬クレストールのロイヤルティ収入もいずれは終わりが来るという危機感がある。16~17年までにはほとんどの国で...