田辺三菱製薬と大日本住友製薬の行方
公開日時 2008/11/30 00:00
前号では「アステラス製薬とエーザイ」について述べたが、今号では準大手企業の「田辺三菱製薬と大日本住友製薬」について触れる。これら2社は今後目指す海外展開を含めて2015年に向けて成長していけるだろうか?国際創薬企業への飛躍目指す田辺三菱製薬田辺三菱製薬の07年の世界での医薬品売上ランクは36位、同年の売上は4094億円である。そのうち海外売上は373億円で、全売上に占める比率は9.1%と国内活動が中心の企業だ。研究開発費は723億円である。同社の主力5製品を売上規模(07年の年間売上)の多い順でみると、レミケード(286億円)、ラジカット(279億円)、アンプラーグ(176億円)、ワクチン(169億円)、ウルソ(166億円)である。売上が伸長しているのはレミケードとワクチンで、残りの3製品は...