アメリカでは、本業のかたわら、医療保険診療外の美容整形外科とその周辺領域でサイドビジネスを展開する開業医が増加している。

米国では、長引く不況で総計約7500万件以上にものぼる雇用が失われたと言われている。一方で、同時期に、逆に43万件もの新規雇用を創出したと報じられているのが医療業界である。最新の連邦政府統計によれば、今年７月の１カ月間に全米で創出された11万7000件の新規雇用のうち、３万1000件が医療関連産業のもの。業界別のトップであるのはもとより、同業界の昨年の月平均新規雇用創出数（平均２万5000件／月）をも上回る数字であった。（医療ジャーナリスト・西村由美子）

ゲーム用の最先端ヴァーチャル・リアリティ技術を活用してさまざまな心理的「恐怖症」を克服させるという、新しいカウンセリング療法が注目されている。

サンフランシスコの人気プロ・フットボールチーム”49ers(フォーティ・ナイナーズ)”の名ラインマンであったフォレスト・ブルーが先月、外傷性の脳損傷に起因する痴呆症からくる合併症のために亡くなった（享年65歳）。同じ49ersの往年の花形プレーヤーのジョン・マッケイもブルーと同じ先月69歳で他界した。このほか今年亡くなった49ersのOBには、ミリオンダラー・プレーヤーであったジョー・ペリー（享年84）も、ジョン・ヘンリー・ジョンソン(享年81歳)がいる。

自然発生的な冠動脈解離 (Spontaneous Coronary Artery Dissection: 以下SCAD)は稀だが、発症すれば急性心筋梗塞の原因となって命に関わる可能性のある重大な疾患だ。（ジャーナリスト　西村由美子）

最近アメリカでは入れ墨が大流行だ。この入れ墨ブームにあわせたかのように、ボストンにあるノースイースタン大学のクラーク助教授（Heather Clark, Ph.D.） がナノセンサーでできた小さなビーズ（直径数ミリメートル）を毎週一度入れ墨のように腕等に埋め込み、一日数回専用スキャナーをその入れ墨にかざして血糖値を測定する技術を開発し、注目されている。

ベンチャー起業を成功させるにはハブとなる条件を備えた地域で創業することが重要だ。立地は投資家の評価にもかかわるが、ホットなベンチャーが集まるクラスターに立地することは、むしろスタートアップ企業にとってメリットが大きい。

政治活動、行政活動の監視・調査などを行っている米NPO法人の「政府監視に関するプロジェクト」（Project on Government Oversight：POGO）が、食品医薬品局（FDA）によるFDA諮問委員会委員の利益相反ルールを緩和しようとする動きに反対を表明した。米ブルームバーグ通信など複数媒体が報じた。

米食品医薬品局（FDA）によるジェネンテックの抗がん剤アバスチン（ベバシズマブ）の転移乳がん（MBC）の適応撤回の問題は、従来、臨床試験の代替評価項目で無病生存期間（PFS）を使用していた試験スポンサーに臨床的ベネフィットを示すには生活の質（QOL）の評価をする必要を浮き彫りにした。