2014/02/28
複数の慢性疾患を有する患者への医療サービスを充実させる観点から、中小病院と診療所を対象に“主治医機能”の制度が導入され、外来と在宅医療をさらに強化するための点数が新設された。ひとりの患者に対し、地域医療機関での主治医を決め、患者が家族と在宅で生活できるよう、手厚いケアの提供を目的とする。政府の目指す地域包括ケアでは、医療と介護までの一体的なサービスの提供を想定している。今回の改定はその一歩に位置付けられるもので、中小病院や診療所、さらには調剤薬局の機能にも大きく影響を及ぼすものと想定される。プライマリケアを担当するMRの皆さんは、従来の施設完結型のプロモーションから、地域・エリア重視型の活動に変化が求められそうだ。