厚労省 新たな副作用で使用上の注意改訂指示 前立腺がん薬イクスタンジ、糖尿病薬テネリアなど
公開日時 2014/10/21 21:55
厚労省医薬食品局は10月21日、新たな副作用が確認された医療用薬に対し、使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知で指示した。この中には新薬が2製品あり、一つは14年5月にアステラス製薬が発売した前立腺がん治療薬イクスタンジカプセル(一般名:エンザルタミド)で、血小板減少症が7例確認(因果関係が否定できない症例)された。もう一つは、12年9月に発売され、田辺三菱製薬と第一三共が共同販売している2型糖尿病に用いるDPP-4阻害薬テネリア錠(テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物)で、間質性肺炎4例(同)、肝機能障害3例(同)が確認された。いずれも「重大な副作用」として明記することになった。また、抗生剤のバンコマイシンの注射剤で、この3年で薬剤性過敏症が3例(同)確認されたことを受け、経口剤...