アムジェンがこのほど発表した2012年通期業績は、売上高172億6500万ドル（前年比11％増）、営業利益55億7700万ドル（同29％増）、純利益（同18％増）の二桁増収増益となった。

2012年通期業績で二桁の増収増益を記録したのは、2月5日時店でメガファーマの中では同社とノボ ノルディスクのみ。

2012年通期では主力品の伸長に加え、製品別で売上高下位の製品が二桁増収になっており、販管費などは増加したものの、この増収が費用増を吸収した格好となった。

◎エンブレル14％増

製品別売上高は　顆粒球コロニー刺激因子製剤・ニューラスタ/ニューポジェン53億5200万ドル（同3％増）、完全ヒト型可溶性TNFα/LTαレセプター製剤（関節リウマチ治療薬）・エンブレル42億3600万ドル（同14％増）、持続型赤血球造血刺激因子製剤・アラネスプ20億4000万ドル（同11％減）、エポジェン19億4100万ドル（同5％減）、維持透析下二次性服甲状腺機能亢進症治療薬（カルシウム受容体作動薬）・センシパー/ミンパラ9億5000万ドル、ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤（固形癌関連骨転移治療薬）・エクスジバ7億4800万ドル（同113％増）、骨粗鬆症治療薬・プロリア4億7200万ドル（同133％増）、血小板造血刺激因子製剤（トロンボポエチン受容体作動薬）・エヌプレート3億6800万ドル（同24％増）、ヒト型抗EGFRモノクローナル抗体製剤（抗がん剤）・ベクティビックス3億5900万ドル（同11％増）。