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小野薬品 オニキス社のプロテアソーム阻害剤 全がん種の開発・商業権獲得

公開日時 2010/09/09 04:01

小野薬品は9月8日、米国のオニキス社が海外で開発を進める2つのプロテアソーム阻害剤について、全がん種を対象に日本で独占的に開発・商業化する権利を取得したと発表した。同社が進めるがん領域のパイプライン拡充が狙い。

権利を獲得した1つは、カーフィルゾミブ(注射剤)といい、多発性骨髄腫の治療薬を目指し、11年上期から国内でフェーズ1を開始する予定。もう1つはONX0912(経口剤)で、計画は今後検討する。

オニキス社はカーフィルゾミブについて、10年末に米国で承認申請する予定になっているという。ONX0912は、再発性固形がんを対象にフェーズ1段階といい、小野としては、試験成績を踏まえて国内での開発方針を決める。

小野は今回の契約に伴い、一時金として50億円を支払う。また、開発の進捗に応じたマイルストーン、オニキス社の海外開発費支援、売上高に応じた支払いなど合計240億円支払う。上市後は、国内売上高に応じた2桁台の料率のロイヤリティを支払う。同社は、今回の契約を含めライセンス契約に伴う一時金の支払いが当初の想定を上回ることや、最近の経費の進捗状況を踏まえ、2011年3月期の第2四半期と通期の業績予想を下方修正した。

小野は1日、米国のConcordia社(フロリダ州)が膵がん治療薬として開発中のサリラシブ(一般名、経口剤)を日本で独占的に開発・販売する権利を獲得したことを発表したばかり。これは11年下期から国内でフェーズ1を開始する予定となっている。

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