大塚HD、東和薬品、大正製薬など イヤホン型脳波計の開発・提供など行うスタートアップ「VIE」に出資
公開日時 2024/03/08 04:49
イヤホン型脳波計の開発・提供などを行うスタートアップのVIE社(本社:神奈川県鎌倉市、今村泰彦代表取締役CEO)は3月7日、大塚ホールディングス(HD)、東和薬品、大正製薬などからの出資と借入により、3.05億円の資金調達を実施したと発表した。調達資金は、toCプロダクトの更なる市場普及を目指したハードウェアを含む開発、及びヘルスケア・医療パイプラインの研究開発の加速に活用するとしている。
大塚HD事業開発部の漆原良一氏は、「VIE社には、第一段階として、簡易脳波計の開発と脳波取得の協力をお願いしている」。東和薬品の吉田逸郎社長は「(VIE社の)ニューロテクノロジーとエンターテイメントを通じて価値やプロダクトを創造することで、ウェルビーイングに貢献する姿勢に共感し、東和薬品が目指す社会を実現するパートナーとしてともに歩んでいくことを期待している」とコメントした。
大正製薬フロンティア・リサーチ・センターの西本伸一氏は「ニューロテクノロジーを基盤としたVIE社の挑戦が、健康意識の高まりから持続的な成長が見込まれるヘルスケア市場に対して、新しい切り口のソリューション提供に繋がるものと期待している」とした。
VIE社は今回、シリーズA1資金調達を実施。大塚HD、東和薬品、大正製薬、カヤック、PE&HR、村田製作所等からの出資と金融機関からの借入で3.05億円の資金を調達した。