物部真一郎高知大学医学部病院経営学プログラム特任准教授／精神科医2024年はあっという間に過ぎ去った。“猛スピードで駆け抜ける”という表現がまさにぴったりで、気づけばもう年末を迎えていた。臨床家の皆さんの１年は日々の診療や研究で目が回るほど忙しく、あっという間に過ぎたことだろう。一方で私のような起業家にとっての１年も、同じくあっという間、“瞬速”だった。立ち止まる時間を見つけることも困難な日々だが、この連載を書かせてもらっているおかげで、「今月は何をやったっけ？」と振り返るきっかけができ、実は皆さんに伝える一方で、自分自身に伝える機会にもなっている。やはり定期的にアウトプットをする機会があると、自分の活動を客観的に見つめ直す大切さを実感できる。...