MSD プレバイミスの添文改訂 投与期間の目安を移植後200日目までに変更
公開日時 2023/08/09 04:50
MSDは8月7日、抗サイトメガロウイルス化学療法剤・プレバイミス錠240mg、同点滴静注240mgについて、投与期間の目安を移植後100日目から200日目に変更する電子添文改訂を行ったと発表した。これにより患者のサイトメガロウイルス(CMV)感染症の発症リスクを考慮しながら、移植後200日目までを目安に同剤を投与することが可能となった。同社は「移植医療への更なる貢献が期待される」としている。
プレバイミスは、「同種造血幹細胞移植患者におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制」を効能・効果とするCMVターミナーゼ阻害薬。ヒトには存在しないCMVのDNAターミナーゼを阻害することで、ウイルスの増殖を抑制する。
投与期間については、これまで移植後28日以内までを目安に投与を開始し、移植後100日目までが目安となっていた。ただ、リスクを有する患者では、予防投与終了後にもCMV感染が起こる場合があり、移植後の感染対策の課題となっていた。