「人工膵島」の実用化研究をプッシュ
元エアロビック競技日本代表 認定NPO法人・日本IDDMネットワーク専務理事 大村 詠一 さん
公開日時 2022/01/01 00:00
25年に1型「根治」に道筋を2022年は「インスリン発見から2世紀」に突入する節目の年。そんな節目の年を前に、「発見前に発症していたら死んでいた」と自身を「恵まれている」と話すのは、元エアロビック日本代表の大村詠一さんだ。現在は競技の普及などに取り組むほか、1型糖尿病の患者・家族支援や研究を助成する日本IDDMネットワークの専務理事を務める。ネットワークでは21年秋、「バイオ人工膵島移植」の実用化をサポートする「基金」の新たな立ち上げを行った。大村さんは“2025年に1型糖尿病の根治に向けた道を開きたい”と、5億円の“志金”(志のお金)集めに奔走し、研究を支える。(半田良太)〔略歴〕4歳でエアロビックを始める。8歳で1型糖尿病を発症。10歳から...