第16回進む後発医薬品促進DPC病院の場合中小企業診断士平田雄一郎包括医療支払制度（DPC）病院では、担うべき役割を評価する「機能評価計数Ⅱ」が導入されています。今改定では、７項目のうち既存の３項目を見直すとともに、後発医薬品指数を新設しました。DPC病院は、入院医療が定額の点数とされているため、高薬価の薬剤は後発医薬品（GE）への切り替わりが早いことは、MRの皆さんも日頃のMR活動の中で感じていることでしょう。しかし、今改定で、後発医薬品指数が新設されたことが意味することは、DPC病院は後発医薬品の使用促進を更に取り組みなさいというメッセージが含まれていることです（資料１）。具体的には、入院医療で用いられる薬剤について、後発医薬品の数量シェアを計算して(=後発医薬品の数量÷(後発品のある先...