富士製薬 三井物産と資本業務提携 タイ子会社の設備投資等コスト競争力強化目指す
公開日時 2014/03/31 03:50
富士製薬はこのほど、三井物産と資本業務提携契約を締結したと発表した。第三者割当増資で約27億円を調達し、富士製薬子会社のタイの製造受託企業OLIC社の注射剤生産のための設備投資に23億円を宛てる。アジアでの需要増を見込み、コスト競争力を強化しつつ高い品質基準の製品製造を行い、海外事業展開の拡充を図る。また三井物産と提携して、日本への製品導入、より良質で安価な原薬の獲得、海外販路の拡大、OLIC社の新たな製品物流、販路、販売の拡大を計画する。
資本業務提携契約ぱ20日付で締結、4月21日に実施する予定。この提携により、富士製薬に対する三井物産の持ち株割合は13.67%から22.00%になる。