日本新薬 アルコール依存症の断酒補助薬レグテクト錠発売
公開日時 2013/05/28 05:01
日本新薬は5月27日、アルコール依存症患者に対する断酒補助薬レグテクト錠333mg(一般名:アカンプロサートカルシウム)を発売したと発表した。中枢神経系に作用し、アルコール依存により亢進したグルタミン酸作動性神経活動を抑制することで飲酒に対する欲求を抑える日本で初めての作用を持つ薬剤。カウンセリングなどの精神療法や、自助グループへの参加など心理社会的治療と併用することで、プラセボ群に対して有意に高い断酒成功率を確認した。
1回2錠を1日3回投与する。薬価は1錠50.10円。同剤は、欧米など海外24カ国で販売されている。日本では、厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で開発の必要性が指摘され、10年5月に同省から開発要請されていた。
アルコール依存症に対する薬剤としては、飲酒後に不快な症状が現れる「抗酒薬」が使われている。今回承認された薬剤は、異なる作用で、飲酒に対する欲求を抑える仕組み。