ノボ 週1回の2型糖尿病治療薬オゼンピック 5月の薬価収載に間に合わず
公開日時 2018/04/25 03:52
ノボ ノルディスクファーマが3月23日に製造販売承認を取得した2型糖尿病に用いる持続性GLP-1受容体作動薬オゼンピック皮下注(一般名:セマグルチド(遺伝子組換え))が、5月に予定されている薬価収載手続きに間に合わないことがわかった。薬価交渉で折り合わなかったということではなく、期限までに厚労省と調整して、薬価の申請書をまとめあげるには至らなかったようだ。
同社広報部は本誌取材に、「細かいポイントは話せない」とした上で、「今後も厚労省とは建設的な協議を重ねていく。薬価収載後速やかに患者さんにお届けできるよう協議を進める」とコメントした。同剤は最速で8月の薬価収載を目指すことになる。
GLP-1受容体作動薬は週1回製剤を中心に使用が伸びている。同作動薬の週1回製剤には現在、トルリシティ皮下注(同デュラグルチド(遺伝子組換え))とビデュリオン皮下注用(エキセナチド)があり、オゼンピックは3剤目となる。