キッセイ薬品 新社長に降籏開発本部長が内定 新薬創出力をより強化
公開日時 2018/04/24 03:51
キッセイ薬品は4月23日、新しい代表取締役社長兼最高執行責任者(COO)に降籏喜男・常務取締役開発本部長が内定したと発表した。6月27日開催予定の株主総会及び取締役会を経て正式決定する。両角正樹社長兼COOは取締役相談役に退く。神澤陸雄代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)は異動しない。
最主力品で自社創製品の排尿障害改善薬ユリーフが18年12月に特許切れし、この減収影響の最小化が経営課題のひとつとなる。また、2018年度薬価制度抜本改革を受けて新薬創出力をより強化する必要があるとも判断、新薬開発やライセンス畑を歩んだ降籏氏をトップに経営体制の見直しを図ることにした。
【降籏喜男新社長の略歴】
1984年4月にキッセイ薬品入社。欧州への製品導出などを行うキッセイファーマ・ヨーロッパの社長や、ライセンス活動などを行う事業開発部長、経営企画部長を歴任した後、2012年6月に開発本部長、16年6月から常務取締役開発本部長(現職)。84年に富山大理学部卒。56歳。