東邦HD バイオベンチャーのアンビシオンと資本提携
公開日時 2018/04/19 03:50
東邦ホールディングス(HD)は4月18日、理化学研究所との共同研究によるナチュラルキラーT細胞を標的とする抗がん剤などの研究開発を進めるバイオベンチャーのアンビシオン(東京都新宿区)と資本提携すると発表した。研究開発の支援のほか、新薬上市後のMSによる販促、流通を担うことを想定する。同社は3月にバイオベンチャーのヘカバイオ(東京都港区)との資本提携を発表している。同社は、必要性を判断しながら、今後も取り組んでいくとしている。
東邦HDは18日に、アンビシオンの新株発行第三者割当増資の一部を引き受け、8.38%分を取得。取得価額は非開示。アンビシオンの発表によると、理研、慶應大と共同で再生医療等製品の承認取得を目指し「新規リガンドを用いたNKT細胞標的がん治療」の開発を進め、3月に慶應大病院で医師主導フェーズ1が開始となった。このプロジェクトは、日本医療研究開発機構(AMED)の橋渡し研究戦略的推進プログラムシーズCに採択されている。