ファイザーと丸石 α2作動性鎮痛剤プレセデックスのシリンジ製剤、小児適応を申請
公開日時 2018/04/16 03:50
ファイザーと丸石製薬は4月13日、共同開発・共同開発しているα2作動性鎮痛剤プレセデックス静注液200μg/50mLシリンジ(一般名:デクスメデトミジン塩酸塩)について、「集中治療における人工呼吸中及び離脱後の鎮痛」の適応での小児の用法・用量を追加する一部変更承認申請を行ったとそれぞれ発表した。申請は同日付け。
同剤のバイアル製剤は17年12月に、今回と同じ適応で小児の用法・用量を追加する一変申請を行っている。今回のシリンジ製剤は18年3月に承認されたもので、同様の一変申請を行った。
製品名は、ファイザーがプレセデックス静注液200μg/50mLシリンジ「ファイザー」、丸石が同「マルイシ」。
プレセデックスは、04年にα2作動性鎮静剤として初めて承認され、現在、▽集中治療における人工呼吸中及び離脱後の鎮静▽局所麻酔下における非挿管での手術及び処置時の鎮静――の適応を持つ。両社の発表資料によると、特に同剤持続投与で十分な鎮静が得られている場合でも必要に応じて意識レベルを回復させることができることや呼吸抑制が少ないことが評価され、広く成人患者に用いられてきたという。海外では45か国以上で承認されている。