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ベンチャーのメガカリオン iPS細胞から血小板製剤の製法確立 国内企業15社と 20年の承認目指す

公開日時 2017/08/08 03:50
バイオベンチャーのメガカリオン(京都市)は8月7日、ヒトiPS細胞由来血小板製剤の臨床試験用製剤の製法を確立したと発表した。少子高齢化の進展で予想される献血不足により、献血由来製剤の供給不足が懸念されることから、この献血に依存しない製剤で解決を図る。今後は商業化に向けて量産体制を確立し、再生医療等製品の早期承認制度を利用して2020年の承認取得を目指す。
 
メガカリオンは、東京大学医科学研究所の中内啓光教授、京都大学iPS細胞研究所の江藤浩之教授らの開発したヒトiPS細胞から血小板を産生する技術の臨床応用を目指して2011年9月に設立した。同社の技術をもとに、国内企業計15社のコンソーシアムにより要素技術を結集。具体的には▽大量培養による血小板の産生と機能・品質の確保(協力企業:佐竹化学機械工業、日産化学工業)、▽血小板の分離精製・保存(大塚製薬工場、川澄化学工業、京都製作所)、▽各種分析・試験(シスメックス、シミックホールディングス、シミック、シミックファーマサイエンス)を用いて、臨床試験用製剤を確立した。
 
献血由来血小板製剤は日本では有効期間が採血後4日間と定められ、医療現場では需給調整が難しい。また、献血由来製剤には感染等のリスクもある。これら課題に対しiPS細胞由来血小板製剤で解決を図る。
 
 
 
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