鳥居薬品 抗HIV薬デシコビ配合錠を1月27日に発売
公開日時 2017/01/17 03:50
鳥居薬品はこのほど、日本たばこ産業(JT)が承認を取得した抗HIV薬デシコビ配合錠LT、同HT(一般名:エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミドフマル酸塩)を1月27日に発売すると発表した。
デシコビ配合錠は、既存抗HIV薬ツルバダの配合成分のうちHIVの増殖に関与する逆転写酵素を阻害する作用を持つテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(TDF)を、テノホビル アラフェナミド(TAF)に置き換えたもの。JTの発表によると、TAFは、創製したギリアド・サイエンシズ社が行った他の抗HIV薬と併用した臨床試験において、TDFの10分の1 以下の投与量でTDFと同程度の抗ウイルス効果を示した。
デシコビ配合錠のエムトリシタビンとTAFの配合量は、LTが200mg、10mg、HTが200mg、25mg――。リトナビルまたはコビシスタットと併用する場合はLTを、リトナビルまたはコビシスタットと併用しない場合はHTを用いる。いずれも1日1回1錠経口投与する。薬価は1錠あたり「LT」2748.20円、「HT」3934.30円。