「長生きしたらいいことがあるねん」と伝えたい
万博・大阪パビリオン ディレクター医師が描く2050年の医療
公開日時 2022/05/01 00:00
家、まち、病院の3軸から医療の未来像を描く「長生きしたらいいことがあるねん」――。関西弁でこう語るのは、森ノ宮医療大学大学院の冨田哲也教授だ。2025年に開幕する大阪・関西万博で、地元大阪が出展するパビリオンについて、未来の病院・先端医療展示分野のディレクターを務める。パビリオンで描こうとしているのは、2050年の医療の姿。家、まち、病院の3つの場所で、どのような医療が行われているのか想像をめぐらせている。委員のメンバーが口をそろえて言うのは、「今みたいに病院に行って先生に診てもらって病気を治す時代ではなくなっているだろう」ということだと熱く語る冨田教授。どのような姿を描いているのか構想内容を伺った。(岡山友美)冨田教授がディレクターを務める「未来の病院・先端医療展示」は、大阪大学などの各臨...