EBPが日本で展開できる環境整備が急務
台頭する新興バイオ医薬品企業(EBP・Emerging Biopharma)
公開日時 2022/08/01 00:00
バイオ薬市場の国内5年成長率「+4.2~+5.2%」は魅力米国FDAに薬事申請(2021年)された新規有効成分のうち53%が新興バイオ医薬品企業(EBP・EmergingBiopharma)の製品だった。EBPの多くが日本市場への足場を持たず、欧米や中国に比べて市場導入が遅れがちであることも分かった。この問題は、いわゆる「新たなドラッグラグ」として注目を集めているが、そもそも研究開発資金に限りのあるEBPだけに、米国内の収益獲得を優先する傾向にある。一方で日本の国際共同治験への組入れも過去10年の実績を見る限り増加しているが、必ずしも高いとは言えず、むしろFDA承認後1~2年で日本企業に導出する傾向も見えている。こうした状況を捉えてグローバルCROが、海外EBPに対する国内治験管理人業務や薬...