NEC 「ヘルスケア生成AI活用プラットフォーム」を医療機関向けに提供 25年2月から
公開日時 2024/12/23 04:51
NECは12月19日、地域医療における生成AIの早期実装を支援する「ヘルスケア生成AI活用プラットフォーム」の提供を2025年2月から順次開始すると発表した。同時にサービスの拡充や新たな価値創造を様々なパートナーとともに実現する「BluStellar共創パートナープログラム/生成AI for Healthcare」を開始する。これらの取り組みを通じ、パートナーとの共創による医療DX事業で、30年度までに100億円の売上を目指すとしている。
「ヘルスケア生成AI活用プラットフォーム」は、医療機関などで生成AIを有効活用するための基盤となるサービス。医療データを生成する「生成AI」、クラウド上の生成AIサービスに安全・安心に接続するための「クラウドセキュア接続サービス」、医療データを匿名化して活用する「匿名化医療データ活用基盤」で構成する。販売価格は月額3万5000円からで、別途初期導入費用が必要としている。
◎パートナーとの共創プログラムも同時に開始 新たな価値創出目指す
同時に立ち上げる「BluStellar 共創パートナープログラム/生成AI for Healthcare」では、地域医療の課題解決に貢献するソリューションを、NECやパートナーの製品・サービスを組み合わせて創出し、提供することを目指す。パートナーに対しては、生成AI活用に向けた技術・ビジネス支援や、ソリューション拡販のための販売・マーケティング活動支援などに関する共創支援メニューを用意する。
NECは「病院経営の最適化と持続可能な地域医療体制実現への貢献を目指し、今後も生成AIをはじめとしたデジタル技術の活用と、お客様やパートナーとの共創を通じて、医療DXを推進していく」としている。