米PhRMA BIO、トランプ前大統領の勝利を歓迎「政権に協力したい」
公開日時 2024/11/12 04:47
PhRMA(米国研究製薬工業協会)およびBIO(米国バイオテクノロジーイノベーション協会=旧米国バイオ産業協会)は11月6日、米国大統領選におけるドナルド・トランプ前大統領の勝利を受けて、これを歓迎する声明をそれぞれ発表した。
PhRMAのStephen J Uble会長兼CEOは、トランプ前大統領が勝利したことを喜び、同前大統領の第1期に続き、政権に協力できることを楽しみにしていると述べた。そのうえで、「同前大統領は、第1期のときに、PBM(薬剤給付管理機構)による制度乱用の抑制を指示、PBMが交渉して得るリベートを薬局のカウンターで患者に還付することに成功した。我々は、より医療費を軽減し、患者の医薬品アクセスを妨げる障害の除去を目指す超党派によるPBM改革を前進させるために政策立案者ととともに働きつづける所存だ」と述べた。
Uble会長兼CEOはさらに、「米国は、患者が世界のどこよりも多くの医薬品選択ができる国。バイオ医薬品産業は、全米で高給与と高度技術の仕事の提供を維持している米国経済の最重要部門」と自負したうえで、「我々は、医薬品開発において米国が世界をリードできるように我々のイノベーション・エコシステムをさらに強化するためにトランプ政権と協力したい」との意向を示した。
BIOのJohn F Crowley会長兼CEOは、「我々は、トランプ次期大統領、次期政権及び上下両院の議員とともに米国の偉大なバイオテクノロジー企業がもたらすイノベーションの好循環を進化させるために政府内でリーダーシップを発揮できるように協力することを楽しみにしている」と期待感を示した。そのうえで、「公衆衛生と国家安全保障は、科学と医薬品を尊重し、かつ前進させる強いリーダーシップによってもたらされる。そして、そのことが、米国と我々の仲間が、バイオテクノロジーにおいて世界をリードし続けることを確かにするのである」と話した。