リアルタイムで多様な患者情報を共有し客観評価に基づく職場環境づくりに貢献
海老名総合病院のDX戦略
公開日時 2024/04/01 00:00
4月から始まる医師の働き方改革に伴い、医療現場では労働生産性の向上が必須となっている。超高齢社会で医療需要が増加しているにもかかわらず、人材確保に苦慮している医療機関であればなおのことだ。神奈川県海老名市の社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス海老名総合病院(479床)は、2023年3月からGEヘルスケア・ジャパン株式会社が提供する「コマンドセンター」を運用し、入院患者の情報をリアルタイムで可視化して共有することによって、病床稼働率の向上に成功するなど、課題だった医療需要への対応で成果を上げている。また、長期入院化の可能性が高い患者を多職種による複数の視点で把握することに加え、急性増悪の兆候を見つける機能を備えており、より重症度の高い患者の受け入れをめざす同院の高機能化も後押ししている。...