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中外製薬 がん遺伝子パネル検査 ターゼナのコンパニオン診断の承認取得

公開日時 2024/02/07 04:48
中外製薬は2月5日、遺伝子変異解析プログラム・FoundationOne CDx がんゲノムプロファイルについて、ファイザーのPARP阻害薬・ターゼナのBRCA遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺がんに対するコンパニオン診断として承認を取得したと発表した。これで8つのがん種、計25の薬剤に対するコンパニオン診断機能を保有することになった。

中外製薬の奥田修社長CEOは、「去勢抵抗性前立腺がんは、治療が困難な進行がんとみなされており、高いアンメットメディカルニーズが存在している。コンパニオン診断の拡充により治療方針検討を支援する検査としての価値を高め、前立腺がんの患者さんのアクセス改善、およびがん治療進展への貢献を目指していく」とコメントした。

同プロファイルは次世代シークエンサーを用いた包括的ながん関連遺伝子解析システム。患者の固形がん組織から得られたDNAを用いて、324の遺伝子における塩基置換、挿入/欠失、コピー数異常および再編成などの変異等の検出および解析、ならびにバイオマーカーとして、マイクロサテライト不安定性(MSI)の判定や腫瘍の遺伝子変異量(TMB)の算出を行う。国内既承認の複数の分子標的薬のコンパニオン診断として、適応判定の補助に用いることができる。
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