大鵬薬品とNTTデータ “がんの治療”と“仕事”の両立に関する教育サービス「アリルジュ」の販売開始
公開日時 2024/01/26 04:49
大鵬薬品はこのほど、新たに開発した“がんの治療”と“仕事”の両立に関する教育用ポータルサイト「アリルジュ」について、NTTデータのクラウド型健康管理システム「Health Data Bank」の導入企業及びその社員向けに販売を開始したと発表した。アリルジュでは、がん患者向けや会社の人事担当者・上司・同僚向けに両立支援のポイントを動画で解説。患者本人の不安軽減が期待できるほか、上司などが患者本人を支援するためにすべきことを学べるようになっている。
がんと診断されると、治療や身の回りのことだけでなく、仕事を続けることに不安を抱えることがある。がんをはじめとした病気の治療と仕事の両立には本人や人事担当者だけでなく、上司や同僚といった職場メンバーの理解や支援が求められる。
がんの治療と仕事の両立は、第2期がん対策推進基本計画(12年)で初めて取り上げられたが、10年以上たった現在でも社会課題のままとなっている。そこで大鵬薬品は、抗がん剤を50年以上開発・提供し、がんの治療と仕事の両立支援にも取り組んできた経験やノウハウを社会課題解決のために提供し、アリルジュを開発した。大鵬薬品は、「がん患者や家族のかけがえのない『いつも』が『いつまでも』続くように寄り添いたいという思いから開発した」としている。
アリルジュでは、がん患者向けに仕事を継続するために必要なポイントをシーンごとに動画で解説し、患者本人がすることのチェックリストなどを提供。人事担当者・上司・同僚向けでは、シーンごとの支援ポイントを動画で解説し、上司としてすることのチェックリストを提供している。また、全社員が治療と仕事の両立支援や、がん以外のメンタルを含む病気を正しく理解するための解説動画も用意している。