オルガノン 不妊症治療薬・フォリスチム注カートリッジの承認取得
公開日時 2024/01/09 04:49
オルガノンは1月5日、不妊症治療に用いる遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン製剤・フォリスチム注カートリッジ(一般名:フォリトロピンベータ)の製造販売承認を取得したと発表した。効能・効果は、▽生殖補助医療における調節卵巣刺激、▽視床下部-下垂体機能障害に伴う無排卵及び希発排卵における排卵誘発――。
同社は、2021年6月にMSDから分社・独立した企業で、婦人科領域(ウィメンズ・ヘルス)や皮膚疾患、循環器疾患などの製品を手掛けている。今回のフォリスチムの承認取得はオルガノンにとって初の承認取得となり、ウィメンズ・ヘルスの製品ラインナップの拡充となる。
フォリスチムは96年に欧州、97年に米国で承認され、世界41カ国で販売されている。日本では、国内初の遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン(rFSH)製剤として05年に発売され、19年まで15年間の使用実績がある。同社は、「このたび、『すべての女性に、より豊かで、より健やかな毎日を』というビジョンを掲げ、新生オルガノンとしてフォリスチムを再び日本へ届ける」ことになったとしている。