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ノバルティス 米バイオ企業のチヌーク社を最大35億米ドルで買収 腎臓領域のポートフォリオ強化へ

公開日時 2023/08/29 04:50
スイス・ノバルティスは米・バイオ医薬品企業のチヌーク・セラピューティクス社の買収を完了したと発表した。8月11日付で、買収金額は最大35億米ドル(約5100億円)。チヌーク社は、第3相臨床試験段階にある腎疾患治療薬候補2品目などを有しており、同社のヴァス・ナラシンハン最高経営責任者(CEO)は、「腎臓領域ポートフォリオを拡大し、医薬の未来を描くことを目指すノバルティスに、チヌーク社のチームを歓迎する」とコメントを寄せている。

チヌーク社は、米国ワシントン州シアトルに拠点を置く企業。パイプラインには、免疫グロブリン A 腎症(IgAN)治療薬候補として第 3相臨床試験が進行中の経口エンドセリン A 受容体拮抗薬のアトラセンタンと抗 APRIL モノクローナル抗体の zigakibart (BION-1301)がある。アトラセンタンは他の希少腎疾患に対しても開発初期段階において検討が進められているという。

買収に際し、同社はチヌーク社の株主に1株当たり40.00 米ドル(総額 32 億米ドル)を現金で支払い、特定の規定上の条件を満たした時にさらに一株当たり 4.00 米ドルを上限として現金が支払われる可能性があるとしている。

ノバルティスのナラシンハンCEOは、「この重要な取引完了に際して大変喜ばしく思う。希少かつ重度の慢性腎疾患の患者さんのために、両社のリソースと専門知識を結集して有望な治療薬の開発を進めていけることを期待している」とコメントを寄せている。

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